心無い人間のウサ晴らしの悪戯か、被毛と肉を切り裂き骨までめり込むほどテープを巻かれ長い時間過ごしていた子犬が発見されました。
犯人の正体と、子犬のその後が衝撃的すぎました…。
■衝撃的な子犬の姿…。
これはベトナムに実在する、動物権利活動家が見つけた犬の、実際の写真です。
これまでも彼は虐待をされたり悲惨な目に遭う動物たちを何十匹、何百匹と見てきました。
ですがこの子犬をみた時には涙が止まら無かったといいます。
ベトナムの住宅街から少し離れた地域で、この子犬は保護されました。
痩せ細った体と、所々まるでむしり取られてしまったかのように禿げている状態の被毛。
そして何より口には何重にも巻かれた、真っ黒な粘着テープ…。
画像から見ても、巻かれてから相当の時間が経っている事が用意に想像できます…。
何日も食事をできていないのでしょう、栄養失調で立っているのがやっとの状態だったそうです。
虐待され怯えた動物は保護される際には激しく抵抗するのが普通らしいですが、この子犬は抵抗するほどの力も持っていなかったのだとか。
彼は子犬を保護すると、すぐさま動物病院に搬送されました。
怯えきった目つきの子犬。想像も出来ないほどの恐怖を経験してきたであろうことが伺える。
粘着テープは被毛と肉を裂き、骨まで達するほどきつく、何重にも巻かれていた。
口を傷つけぬように、慎重にテープが取り除かれていきます。
やっとテープは除去され、食事をとることができるようになりました。
子犬は「ラッキー」と名付けられました。
ようやく食事を取ることができたラッキー。
水でゆるくした犬用のご飯を、ゆっくり食べていきます。
餌を食べ終わるとすぐさま、感染症を防ぐために包帯を何十にも巻き、やさしく傷跡を保護されました。
その後、数日するとラッキーの毛並みは以前と比べ物にならないほど綺麗になり、順調に回復していきました。
毛並みも綺麗になり、元気に走り回るラッキー。
良かった…。
■犯人とその後のラッキーは??
元気になった今でも、ラッキーの口には可哀想なことに傷が残ってしまっています。
ですがラッキーは元気そのもので、回復を見守ってくれた周りの人間の膝にのって甘えるほど、人を信頼できるほどにまでなりました。
救出されていなければ、そのまま餓死してしてしまう、という悲惨な結末を迎えていたででしょう。
一体誰がこんな事を、と思うでしょうし犯人が裁かれることを願いますよね。
ですが残念なことに、ラッキーをこんな目に遭わせたのが、どこの誰なのかは未だに判明していません。
多くの動物虐待は目撃者も証拠もなく、加害者は分からず終いというのがその実態なのです。
この記事をご覧になる人が増えて、少しでも動物虐待が減り、愛される動物が増えてくれたら幸いです。
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