冤罪で39年刑務所にいた男性に1億2000万円支払われる

恐怖

無実の罪で18歳から57歳まで刑務所に服役させられた男性の末路が酷すぎる…。

冤罪と認められた理由が酷すぎ!


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■事件の概要

 

アメリカ中西部オハイオ州である男性2人に39年間の時と引き換えに
100万ドル(1億2千万円)という多額な賠償金がアメリカ政府から支払われる事に。

 

その理由は…

39年間という時間を彼らは冤罪によって刑務所で過ごしていたからです。

 

彼らの名前はリッキー・ジャクソンさん(57)とワイリー・ブリッジマン(60)さんです。

 

ジャクソンさんは当時18歳、ブリッジマンさんは当時21歳。
何故彼らは刑務所に入る事になったのか…

 

それはとても偶然と言うには酷すぎる事件でした。

 

 

1975年、セールスマンのハロルド・フランクという人物が強盗に合い、殺害されました。
偶然、ジャクソンさんとブリッジマン兄弟の3人が通りがかり、その遺体を発見。

 

事件当時の殺人現場を目撃したと証言したのは、
わずか13歳のエディ・バーノン少年の一人だけでした。

物的証拠がないにも関わらず、少年の証言だけで3人は有罪に決まってしまいます。

 

ジャクソンさんとブリッジマン兄弟は殺人事件の容疑として死刑判決を受けました。

 

ですが、同州では同年の75年に死刑が廃止。
2人は終身刑となってそのまま39年間、服役していました。

何とかブリッジマン兄弟の弟さんは十数年前に釈放されましたが、
2人が釈放されることはありませんでした。

 

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■冤罪が証明された理由…

しかし、2011年にバーノンさんは証言を撤回!

なんと13歳のバーノン少年は、警察にウソの証言をするよう脅されていたのでした!

 

バーノンさんによると、警察は当時13歳のバーノンさんに虐待したり、
“親を刑務所に入れる”と脅迫し、嘘の証言をさせたそうです。

 

これは酷すぎる…。

 

大人ならまだしも、13歳の子供がこんな事を言われては、本当に親が捕まってしまうかもと不安になってしまいますよね。

 

おそらく何らかの理由で犯人逮捕にこぎ着けたいか、事件を早く解決したかったのでしょう。

 

警察の都合を優先し、少年を利用すなんて事許されるはずがありません。

 

バーノンさん自身も嘘の証言をされ、39年間ずっと苦しんでいました。
「二人を助けたい」とずっと想い続け、勇気を持って、証言を撤回することにしたのです。

 

その証言以外に物的証拠はなかったため、遂に2人は釈放されることになりました!

 

ジャクソンさんは釈放後、バーノンさんと再会し、
「あなたも私も被害者だ」とバーノンさんを許すとを言いました。

 

■ジャクソンさんのその後が素敵過ぎる

 

この賠償金は、1日の補償額を142.20ドル(約1万7千円)と計算。
刑務所に入れられていた日数の14178日を掛けた金額になり、
100万ドル(1億2千万円)となったそうです。

更に、2人が収監されている間に払われるであろうはずだった賃金、

裁判や弁護士費用など、判決が決まるまでに支払った金額についても受け取る予定だそうです。

 

ジャクソンさんは賠償金で何をするかはまだ決めていないが、
ただ社会に貢献したいとのことでした。

 

ジャクソンさんは素晴らしいですね。

 

普通39年も無実なのに刑務所に入れられていたら、嘘の証言をした相手なんて、憎んでしまっても仕方ありませんよね。

その相手を許してしまえるなんて。

 

更に支払われる賠償金を社会の為に使おうなんて、普通は思えません。

 

ジャクソンさんの人間としての素晴らしさに、頭が上がりません。

 

 

ただ偶然に通りがかっただけの3人が終身刑になるとは悲しい事件です。

今ではあまり聞きませんが、国内外でも警察が強引に言わせるということは当時多かったことでしょう。

無事に釈放されて本当によかったです。
ですが、貴重な10代20代、人生の半分を失われてしまった時間は戻りません。

無実の罪で収監されてしまった3人も、バーノンさんも幸せになってほしいですね。

 

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