作家の実売部数を晒し、出棺業界の不文律を破ったと問題になっている幻冬舎問題に、新たな火種が発覚しました。
社長の見城徹氏が特定作家の実売さらしをし、多くの作家たちが激怒!
渡辺浩弐氏は、過去に幻冬舎で販売したあの人気作品の印税が2%だったそうです…。
■幻冬舎問題の炎上理由なぜを解説!
幻冬舎の見城社長「僕は反対していた」「実売1800部もいかなかった」
「僕は出版を躊躇(ためら)いましたが担当者の熱い想(おも)いに負けてOKを出しました。初版5000部、実売1000部も行きませんでした」
今問題になっている、幻冬舎という出版社の問題について。
まずは最初の騒動のどこが問題だったのかを整理しましょう。
1番の問題は、幻冬舎の社長・見城徹氏が特定の作家が出版した著作の「初版部数」と「実売部数」を晒したというところです。
いち社長が「この商品(作家)は売れていないですよ」と晒してしまった部分が問題視されています。
更に、作家のイメージを悪くする事でその作家さんの活動を妨害することにもなってしまい、これも問題視されています。
自社の商品やクリエイターを守らずに「売れていないです」と社長が自ら発言してしまうなんて、よく考えたら有り得ませんよね。
それに作家さんが作った本を一冊でも多く売るのは出版社の仕事になるわけです。
「それを棚に上げて作家を潰している」と執筆家や作家から猛反撃を受けているのが今回の騒動の焦点です。
【幻冬舎騒動の経緯】
作家・津原泰水さんが幻冬舎のベストセラー「日本国紀」を批判したら、刊行予定の本の出版をキャンセルされたと発言
(著者が他の本の情報を盗作したという指摘をしていた)
幻冬舎は「津原泰水さんから出版辞退の申し出があった」と反発
津原泰水さん、出版を取り止めにされた際の証拠メールがあると主張
幻冬舎の見城徹社長が反論の一部として、津原泰水さんの著書の実売部数を暴露する
編集担当者がどれだけの情熱で会社を説得し、出版に漕ぎ着けているかということをわかっていただきたく実売部数をツイートしましたが、本来書くべきことではなかったと反省しています。
そのツイートは削除いたしました。申し訳ありませんでした。— 見城 徹 (@kenjo_toru1229) 2019年5月17日
騒動は終息に向かうかと思われましたが、そんな事はありませんでした…。
幻冬舎に対する、他の作家からの援護射撃が始まりました。
■印税2%と渡辺浩弐が暴露!援護射撃も続々
作家の渡辺浩弐さんが、衝撃の告白をし話題となりました。
幻冬舎は数字をバラしてもいいの?と
過去に幻冬舎から出版した著作の印税がたったの2%だったことをバラしてしまいました。
幻冬舎の本って数字バラしてもいいの? じゃ。
_人人人人人人人人人人人人人_
> この本、印税2%でした <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ https://t.co/vSQXBebnhW— 渡辺浩弐 (@kozysan) 2019年5月16日
この発言に、様々な人が反応を示し、幻冬舎はさらなる炎上に見舞われることに。
幻冬社から本を出した著者が「印税2パーセント」と暴露してるのをみて、今までこの出版社がいかに作家を虐げてきたのかを感じてしまう。
— 物書きモトタキ@固定よろしく (@motoyaKITO) 2019年5月17日
幻冬舎の話、「あの社長やっぱり…」と思う話が大半だったんですけど印税2%っていうのは一番パンチがある気がする
— 🌸漆黒の翼(・ω<)🌸 (@Fumi_shikkoku) 2019年5月17日
印税2%・・やっぱ結構エグいことしてんのね幻冬舎
— FJ (@M_FJ) 2019年5月17日
印税2%って、なにそれ((((;゚Д゚)))))))
— 変異体にならない⭕️ぴか (@PikaPerfu) 2019年5月17日
印税2%は流石に草。
竹書房壊してる場合じゃねえな(´・ω・`)
— GD_MK2@光合成で生きてたい (@GD_mark2) 2019年5月17日
印税2%って1000円の本が10万部売れても200万ってこと?ヤバすぎるな
— 本田🐼 (@m0gm0gsan) 2019年5月17日
作家は編集者についているので編集者が移籍してしまうと作家もごっそり持ってかれる、という話は聞いたことがあります。まあ幻冬舎も百田さんがいれば大丈夫だと思ってるのかな。でも印税2%という話はひどかったな。
— kous37(Kosuke Hotta) (@kous37) 2019年5月17日
BLACK OUT好きだった!
なのに印税2%の原稿料無しとかふるえる…— うらわ (@rmkwiiyrm) 2019年5月17日
作家ですら、原稿料ゼロ、印税2%なのか。 そりゃ素人には持ち出しふっかけるよなぁ。出版をお願いしたわけでもないのにおかしいけど。本を作る仕事に矜持はないの? https://t.co/g9hRm3Rxwx
— くいのみ家 ふう ◆月火木お休み中 (@kameido_aries) 2019年5月17日
印税2%って、どれだけヒドイかピンとこない人もいるかもしれませんが、私の感覚でいうと、通常の印税の2~3割程度でしかありません…。
— ビフテキ太郎 (@sake_masu) 2019年5月17日
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■幻冬舎問題は今後どうなってしまうのか
特定の作家の刊行取りやめにはじまり、社長自らによる実売部数晒しで炎上した幻冬舎。
他の作家からの猛抗議も止むことはありませんでしたが、見城社長の一応の謝罪はありました。
しかし「著作の印税が2%だった」という業界人も真っ青の搾取っぷりを暴露されてしまいました。
今後は、同じように同社に苦杯をなめさせられた作家による様々な暴露合戦が行われ、しばらく炎上状態が続くのではないでしょうか?
さすがに廃業することはないものの、会社としてのイメージが悪くなるのは確実。
読者離れ、作家離れが起きてしまうかもしれません。
今後どういった展開を迎えるのか、注視していきたいと思います。
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