漫画ドラゴン桜の元アシスタントが11年分の残業代請求!狙いがヤバすぎた…

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『ドラゴン桜』などの作品で有名な人気漫画家・三田紀房さんのアシスタントをしていた人物が、約11年分の未払いの残業代があるとし、話題を呼んでいます。

元アシスタントの狙いがすごすぎました…。


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【請求者は漫画家・カクイシシュンスケ】

三田さんにかつてアシスタントをしていた頃の残業代を請求しているのは、現在漫画家のカクイシシュンスケさんです。

カクイシさんは、三田さんのもとで11年以上働いていたといいます。

残業代を請求をしたのは理由があり、それは漫画家業界を開拓、是正するためだと。

ちなみに三田さんの現場は、アシスタントへの待遇は、タイムカード製で9時半から18時までと決まっており、休憩は自由。さらに、残業は禁止。

漫画家業界の他の現場に比べればホワイトだ、と今回の問題以前から主張しています。

三田さんは人気のバラエティ番組などに出演したこともあり、漫画の技術的な処理などは外部の会社に委託などをし、アシスタントの負担を減らしている、と紹介されていました。

しかし、カクイシさんは他の漫画家のアシスタントの扱いに比べれば三田さんの現場はマシだと認めつつも、これは事実とは違った、としています。

三田さんの現場は、業界全体で見ると良い環境だと認めながらも、

『完全にホワイトではなく、労働基準法には沿っていなかった』

と苦言を呈し、残業代を請求すると宣言しているのです。

【事実と違う?三田さんへの反論】

基本的には他の漫画アシスタントが置かれている立場よりは、三田さんの作る現場の環境は良いとしながらも、カクイシシュンスケさんは反論をされています。

・休憩は自由、に対する反論

あと、自由に休みをとって良いというのも、言葉からイメージされることと実際はずいぶん違いますけど。休憩はあったじゃないですか。

15時00分から15時15分くらいまでの10~15分間だけ。

そこで簡単な昼食を各自とって、また描き始めるわけです。休憩を自由にとることができるというのは、トイレに行ったりコーヒーをいれに行ったりすることのことですか?

それも休憩と言えば休憩かもしれませんが、ものの数分ですよね。

喫煙者の先輩は15時からの15分休憩以外にも日に1回、タバコを10分ほど吸いにいっていましたが、せいぜいそのくらいであって。基本的にずっと描いてましたよ、我々は。

労働基準法から言えばこの休憩時間の設定は違法ですが、別にそれがきつかったわけではなく、慣れればどうってことなかったとはいえ(さすがに週の4日目、木曜にもなると疲れがたまっては来ます)、なぜ実際と違うことを書くんでしょうか。

(カクイシシュンスケさんのブログより引用)

・「残業は禁止」に対する反論

→徹夜は11年7カ月の間、1日たりともなかったです。でも、業界の水準に比べたらずっとましとはいえ、残業は毎週していたじゃないですか。

週4日勤務のうち、月曜から水曜は記事のとおり9時30分から18時30分できっちりしていましたが、木曜はほぼ毎週残業していましたよね。

木曜は18時で一度20~30分ほどの夕食休憩をとり、その後22時、23時まで我々アシスタントは残業するのが常だったじゃないですか。

24時過ぎたことだってありましたよ。25時までやったことだってありました。

(カクイシシュンスケさんのブログより引用)

私見にはなってしまいますが、カクイシさんが言っている事は真実に近いのでは?と思ってしまいますね…。

大企業などでも、「働き方改革」などと業務時間の短縮、残業禁止などを対外的に打ち出しても、現場レベルでは仕事が終わることはなく、結果残業をするしかない、休憩時間を削るしかない、という事はよく起こる事ですよね…。

(酷いと夜の残業は禁止だから、早朝出勤、タイムカードにはつけられないなど…。)


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【11年分の残業代は請求できるのか?】

タイムカード製だったため、記録はちゃんと残っていると思うので、当時の勤務状態をすぐに証明できるとは思います。

ただ、残業代の請求には時効が存在するので、どこまでカクイシさんの意見が通るのかが気になります。

カクイシさん曰く、

『どうすれば漫画家のアシスタントの現場の環境は良くなり、長時間の労働を改善できる?』

と考え、漫画家に対して残業代を請求し、ネットで公表することを思いついたと言います。

漫画家のアシスタントの現場の中でも
比較的マシな三田さんの現場。

そこに残業代を請求できるのなら、もっとひどい環境で働いているアシスタントは、自分も漫画家に請求できる、と思ってもらうのがカクイシさんの狙いのようです。

三田さんは以前、
「社会貢献のためにアシスタントは週休3日、残業禁止」
「業務を効率よくするため、絵を描く仕事は外注している」
と明かし、漫画家の働き方を改善したいと話していました。

カクイシさんは、前に三田さんが『自分がしている事は、社会貢献』と言っていた事に対して、残業代を請求されたらきちんと支払って、若いアシスタントにその姿を見せるのも社会貢献だと思います、と持論を展開。

ブラックな現場が多い漫画業界で、ホワイトな現場と主張している三田さんが、今後どんな対応をするのか、注目が集まっています!

【かつての日本企業の衰退と酷似?】

こういった創作物を作り出す人の環境は、大きな問題を抱えていることは間違いないですよね。

漫画と似ているアニメ業界でも今や「アニメは日本の独壇場」ではなく、中国や韓国の成長が著しい事は、実はあまり知られていません。

こうした日本以外の製作技術の向上には、日本のアニメ業界がクリエイターに対し適切な報酬を与えていないせいで起こってしまっているという背景があります。

アニメ業界で日本に追いつけ追い越せとしたい中国や韓国が、技術力のある日本のクリエイターを日本よりも高い報酬で迎い入れているのです。

当然、いちクリエイターとしては自分の実力を高く買ってくれる者のもとで仕事をしますよね。

日本の現場が技術者やクリエイターを安く買い叩いてきたツケが、今になってまわってきているのです。

(仕事に対して正当な評価、対価を与えていないにも関わらず「人手不足」、「今の若者は根性が足りない」、「若者の◯◯離れ」などの言葉でごまかす…)

これって、かつて日本が世界でも高い技術力とシェアを誇っていた電化製品の業界で起きた出来事と酷似していますよね。

この業界では、世界的にみると中韓やその他の国々に大きく成長され、日本は衰退してしまいました。

アニメ、漫画の分野も、今後もしかしたら…。

漫画は、娯楽として無くてはならないと考える人は多くいます。

そんな多くの人を楽しませている漫画を作るために頑張っている人が報われる職場環境になって欲しいと願っています。

そして、少しでも環境が良くなり、より良い作品を生み出して欲しいと思います。

漫画、アニメの分野は日本が世界トツプクラスのままでいてほしいですし、それを支えるクリエイターさんたちも正当な評価、対価を得てほしいですね。

この議論の行方を今後も見守りたいと思います。


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